
2026年|リノベーション
雨のき晴れ
カメラマン|しだらまさひろ
撮 影
Kenchiku
Story
2011年に建築した増木工務店の分譲住宅。
あれから15年が経ち、外壁や屋根のメンテナンス時期を迎えました。この15年の間に、住宅の断熱・気密に対する考え方や技術も大きく進化しています。
今でこそ「高断熱」という言葉を当たり前のように耳にするようになりましたが、当時は、住宅の高断熱化に積極的に取り組む会社は、まだそれほど多くなかったように思います。
今、増木工務店で建築させて頂いている建物は「高断熱・高気密」が標準仕様になっています。その心地よさを、もっと多くの方に体感していただきたい。そんな思いから、今回、外壁や屋根のメンテナンスに合わせて、断熱性能を大きく向上させるリノベーションを行いました。
雨の日も、晴れの日も、嬉しい暮らし
雨の日は、なんとなく気分が晴れない。
そんな雨の日のイメージが、少し変わるかもしれません。
「雨のき晴れ」の庭には、降った雨をただ排水するのではなく、土に浸透させ、植物や大地の潤いにつなげる「雨庭」があります。

雨が降るたびに、庭が潤い、木々が喜び、土が豊かになっていく。
雨は、憂鬱なものではなく、暮らしや自然を育んでくれる大切な恵み。雨が降ることを、嬉しく感じられるようになります。
晴れの日は、太陽が働いてくれるのが嬉しい。
今回のリノベーションでは、断熱性能を高めるだけでなく、太陽の恵みを活かして、より環境にやさしい暮らしを実現するために、屋根にOMソーラーを搭載しました。
OMソーラーは、屋根で集めた太陽の熱を住まいに取り込み、床下から家全体をあたためる仕組みです。いつもは何気なく見上げている太陽が、私たちの暮らしに暖かさを届けてくれる。

そんな自然の力を暮らしのなかで実感できるのも、この住まいの楽しみのひとつです。
晴れた日が、ただ気持ちのいい日から、太陽の恵みを嬉しく感じる日へ。
自然の力を上手に活かすことで、いつもの暮らしが少し豊かになっていきます。
付加断熱と、トリプルガラスの窓
リノベーション前は断熱等級3だった住まいを、断熱等級7へと性能向上させました。
熱の出入りが大きい窓には、トリプルガラスの窓を採用。使い方や周辺環境を考慮し、不要な窓はなくして壁に変更したほか、隣家との距離や周囲からの視線、室内からの眺めに合わせて、窓の大きさも見直しました。

高断熱化によって、窓辺もより快適な場所になるからこそ、窓から見える景色にもこだわりました。
日中は、ロールスクリーンや障子を開け放ち、窓から緑を眺めながら過ごす。周囲からの視線を気にせず、自然の景色を楽しめることも、この住まいの大きな魅力です。
そんなちょっとした事ですが、毎日の小さな不安やストレスがなくなるだけで、暮らしは快適になります。
のきの根の離れ・コンセプトハウス
「雨のき晴れ」が建つ分譲地は、現在、増木工務店が分譲中の「ナリワイテラス のきの根」の向かい側にあります。
この住まいは、増木工務店のスタッフの自邸であり、「のきの根」のコンセプトハウスでもあります。雨庭やOMソーラー、断熱性能を高めた住まいの心地よさを、実際に体感していただけるよう、事前予約制で見学を受け付けております。

Kenchiku Date
設計監理
増木工務店
増木工務店
木造2階建て
107㎡|32坪
建物性能
耐震性能
耐震等級3|許容応力度計算実施
断熱性能
断熱等級7|HEAT20 G3|UA値0.26W/㎡•K
気密性能
竣工時測定結果|0.3 ㎠/㎡
構 造
テクノストラクチャー工法
断熱仕様
屋 根断熱 |セルロースファイバー230㎜
充填断熱|ロックウール75㎜(既存)
壁付加断熱|キューワンボード61㎜
94㎡|28坪(ガレージ含む)
2026年|リノベーション
建物仕様
屋 根
ガルバリウム鋼板 竪ハゼ葺き
外 壁
杉板下見張り/縦張り
開口部
YKKap APW430
床 材
既存無垢フローリング
室内壁
モイス/漆喰(既存)
天 井
シナベニヤ






































