山形県米沢市。生まれ育った故郷にスタッフ山口が建築した自邸の見学会を開催致します。
増木工務店で設計監理を行い、地元の工務店•株式会社網代建設様で施工管理を担っていただいて完成した住まいです。
小屋みたいな、小さな家。
30坪•35坪の住宅がスタンダートとされている中、いまの自分に「必要十分」であり、未来の汎用性がある、小屋のように小さな家。
1.5間×1.5間(2.73m×2.73m)の□を8つ並べた18坪の居住空間と、その隣に同じく1.5間×1.5間(2.73m×2.73m)の□を4つ並べた、9坪の半外空間を設けました。
小さな限られた空間の中に居場所を散りばめました。
季節によって、時間帯によって、見たい景色が変わったり、過ごしたい場所が変わったりします。居場所を特定するのではなく、その時々で心地よい場所で過ごします。
雪国の高性能住宅
米沢市360°山々に囲まれた盆地で、積雪2mの豪雪地域です。
「雪国だから寒いのは当たり前」ではなく、雪国だからこそ暖かい家に。暖かい家にすることは、体感的なメリットも大きいですが、ランニングコストにも大きく影響します。
暖かくて、エコな住まいづくり目指しました。
さらに、自然エネルギーを活用しながら、暖房•冷房•給湯•換気を一台で賄うOMXを採用しています。
断熱だけでなく、地震にも強い住まいを目指しました。地震が少ないと言われる山形県ですが、もしもの備えで、積雪荷重2m•許容応力度計算の耐震等級3を取得しています。
LCCM認定住宅
山の家は、米沢市で初めてLCCM認定を取得した住宅です。
LCCM住宅とは、ゼロ炭素社会の実現に向けて国が普及を後押ししている「ZEHを超える未来基準の省エネ住宅」です。
最近よく耳にするZEHは一次エネルギー(空調•給湯•換気など 日々の暮らしで排出されるCO2)の収支を±0にします。LCCM住宅は太陽光発電システムをさらに充実させ、住宅を建築する段階から、居住時、廃棄まで 一生涯での総CO2排出量をマイナスにします。
2050年にはLCCM住宅が基準となるよう推進されていますので、30年後も価値が継続する未来型住宅です。
建物概要
■ 建 物|木造平屋建て
■ 敷地面積|996.24㎡(301.36坪)
■ 延床面積|103.63㎡(31.34坪)
■ 耐震性能|許容応力度計算•耐震等級3
■ 断熱性能|HEAT20 G3(UA値:0.2W/m2・K)
■ 構 造|木造•テクノストラクチャー工法
ぜひ、くらしの体験にご来場ください。