土のある暮らし

トコみどで始まった「水脈づくり」のワークショップ
春になると一気に伸びてくる雑草。雨の後にできる水たまり。じめじめとした空気や、初夏になると増えてくる蚊。
庭のこうした悩みは、実は、地面の上ではなく「土の中の環境」が関係していることがあります。
4月4日(土)に私たちのコンセプトハウス・トコみどにて「土と水と風を整える 〜お庭の環境改善ワークショップ〜」第1回【土】編を開催しました。

今回のテーマは、庭の土中環境を整える「水脈づくり」。中央園芸の押田さんをはじめ、スタッフの皆さんにご指導いただきながら、庭の地面の下で起きていることを学び、実際に手を動かして環境改善に取り組みました。
雑草や蚊が増える庭の原因は「土の固さ」?
庭に水たまりができると、「蚊が増える原因になる」とよく言われます。しかし、その原因をさらに掘り下げていくと、土が固くなりすぎていることが関係している場合があります。
土が固くなると、
・空気が土の中に入らない
・水が地中へ抜けにくい
・有機物が腐敗し、有機ガスが発生する
といった状態になり、土の中の環境が悪化してしまいます。
その結果、雑草が増えたり、蚊が発生しやすい湿った環境になったりすることがあるのです。
つまり、庭の環境を整えるためには、地中の水と空気の流れをつくることが大切になります。

庭の土の中に「水脈」をつくる
今回のワークショップでは、土の中に水と空気の通り道をつくる「水脈づくり」を実践しました。
水脈とは、雨水が地中にゆっくり浸透しながら流れていくための通り道のこと。この流れができることで、土の中に新しい空気が入り、植物の根や微生物が活動しやすい環境が生まれます。
トコみどの庭では、次のような方法で水脈をつくりました。
木の脇に「点穴(てんあな)」をつくる
木の根元の近くに小さな穴を掘り、枝や有機物を入れることで、空気や水が地中へ入りやすいポイントをつくります。
ブロック塀沿いに溝を掘る
隣地境界のブロック沿いに溝を掘り、枝や落ち葉などの有機物を入れます。この溝を雨水が集まる場所へつなげることで、水の流れ道となる「水脈」をつくります。
こうした作業は、小さなスコップでもできる身近な方法。専門的な機械がなくても、庭の環境を少しずつ改善していくことができます。
土の中の環境が変わると、庭の空気も変わる
水脈ができて雨水が地中へ浸透するようになると、
・植物の根が深く伸びる
・微生物が増える
・土の中の環境が回復していく
といった変化が生まれていきます。

そうして土中環境が整うことで、雑草や蚊の多かった庭の空気が少しずつ変わっていくのだそうです。
当日は小雨の降る中でしたが、参加者の皆さまとスタッフが夢中になって土に触れ、とても充実した一日となりました。作業後のトコみどの庭は、不思議と空気の流れが変わったような感覚もありました。
次回は、5月9日(土) 第2回【水】編を開催予定です。
2回目からのご参加も大歓迎です。庭の環境を自然の力で整える方法にご興味のある方は、ぜひご参加ください。








