こちらの見学会は終了しました。ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。
夕陽の家
私たちは三世代に渡って愛される住まいづくりを掲げております。そのため環境に配慮し、いかに小さなエネルギーで快適に暮らしていただけるかも大きなポイントです。
夕陽の家は、南側•東側ともに3階建ての建物に囲われ、太陽光シュミレーションをせずとも日射取得が期待できないことが分かります。
埼玉県新座市は省エネルギー地域区分としては6地域。
ただ日本で最も日照時間の長い静岡県や、瀬戸内の温暖な兵庫県も同じ地域です。6地域は範囲が広く5地域に近い位置にあるため性能上の数値は同じでも室内の温熱環境や必要な暖房エネルギーは大きく異なります。また敷地面積も平均30坪前後がほとんどで日射熱の取得を最大限に活用することは難しいケースが多いです。そのため、積雪地域と同じようにできる限り断熱性能を高めて熱を逃がさないよう計画しております。
夕陽の家の壁の断熱仕様は、
①壁の中には厚み10㎝いっぱいにセルロースファイバー(古紙をリサイクルした木質繊維断熱材)を吹込みます。
②外側は厚み10㎝ネオマフォーム(セルロースファイバーと比較すると約2倍の断熱性能)を貼ります。
合計厚み20㎝(セルロースファイバーで計算すると厚み30㎝)断熱材のダウンジャケットを住まいに着せるように家全体を包みます。
できるだけの断熱性能といっても分かりにくいので、エネルギー計算による暖冷房のシュミレーションで光熱費を算出すると‥
暖房→16572MJ|16572÷9.76=1697.95kWh
冷房→6783MJ|6783÷9.76=694.97kWh
電気の換算係数は9.76MJ/kWhです。[※建築物省エネルギー法]
年間3万円以下1か月2,430円。
数値だけでなく実際にくらしてみてどうか電気エネルギー使用量を見える化する事でお施主さまも意識したり工夫が生れます。そして結果エネルギー削減効果が上がり環境にも良い住まいとなります。
構造見学会ではセルロースファイバーの断熱材でいうと厚み20㎝分の断熱材を貼った状態で体感いただけます。ぜひこの機会に体感してみてください。
見どころ
耐震等級3•断熱等級7を基本性能とする私たちの住まいを、木造大型パネル工法で建築します。住まいの構造は、建物が完成してからでは見えない部分が多い。上棟後1週間、床下から屋根裏まで見学できる今、ぜひご見学下さい。
◆シンプルな基礎
木造ドミノ住宅の基礎はとってもシンプルで、内部の基礎立ち上がりは小さな基礎が2つだけ。そして、外周部に基礎断熱を施します。
◆白蟻対策
床下まで空気が循環するので、シロアリ対策は日本ボレイド•ボロンdeガード。防蟻処理も薬剤ではなく、安心安全、シックハウス症候群も起こさない、人・環境にやさしい自然素材を採用しています。
◆木造大型パネル工法
パネル工場において、梁や柱などの構造材•耐力面材•間柱•断熱材•サッシ、さらに一次防水の透湿シートまでを一体化したパネルを、上棟日に組み立てていきます。
現場での組立ては在来の上棟作業とまったく同じでありながら、大幅な工期短縮や高性能・高品質の実現等、在来を越える進化した家づくりに取り組んでいます。
◆紀州山長の桧柱
大切な構造体である柱には、和歌山県の紀州材•山長商店のヒノキ無垢材を使用しています。私たちスタッフも和歌山県まで足を運び、実際に木が伐採•製材される過程を見学してきました。
柱1本でも、自分の人生よりも何倍も生きてきた木です。そんな木材が設計図に合わせて加工され、組立てられていく木造住宅は、とても贅沢だなぁと思います。
他にも構造見学会は見どころいっぱいです。ぜひ、この機会にご参加ください。
建物概要
〉耐震性能 耐震等級3(許容応力度計算実施)
〉断熱性能 断熱等級7|HEAT20 G3レベル
〉白蟻対策 日本ボレイド•ボロンdeガード
〉構 造 木造テクノストラクチャー工法
〉工 法 木造大型パネル工法
〉マ ド YKK AP•APW330