12/4(水)•12/5(木)の2日間は、建築関係者様専用 / 14:00~のみとなります
スタッフ自邸の見学会
今回見学会を開催する性能向上リノベーションの物件は、増木工務店スタッフ•高木の自邸になります。増木工務店入社前に、自らプランニングした住まいを新築して13年。家族のライフスタイルの変化や、暮らしの変化、住まいのメンテナンス…一度住まいを見つめ直す時期がきて、今回リノベーション工事を行なっています。
量販型の住宅から増木の家に。
まだ新しいのにもったいないと思われるかもしれません。
耐震性•断熱性能•設えを変えるリノベーションをしたいと思い、計画をスタートしたのがちょうど1年半前。自社の住まいづくりに携わる中で、自分の暮らしに違和感を感じるようになりました。
①快適で安心して暮らせる住まいにしたい
②土と緑に触れる暮らしがしたい
③街の風景となる住まいにしたい
という3つの想いがジワジワと湧いてきたが為です。
自宅は増木に入社する以前に建築条件付きの土地を購入し指定の建築会社で建築しました。
プランは自分で描いた為、希望の形にはなってはいましたが、人生100年時代これから後50年暮らす計画の住まいではありませんでした。
③つの事を実現させるため、計画を進めるにつれて「リノベーションではなく建替えた方がよいのでは?その方が簡単なのでは?」何度も頭によぎりました。
また、周囲からもそういう声がありました。
建築計画や確認申請の手間、解体工事や建築工事の職人さん達の苦労を考えると確かにそうかもしれません。
ただ、私と同じように築年数の浅い今の住まいに違和感を感じている人も多いのではないか。全部取り入れるのは難しくても、部分的に性能面で手を加える事ができれば安心して暮らせるのではないかと思い、リノベーションを計画する事にしました。
地域の環境を読み取る
リノベーションにあたり、改めて自分の住まいが立っている土地•地域を俯瞰して見てみました。T字路の突き当たりに立っている自分の3階建ての家が、風の流れを遮ってしまっていることに気がつきました。
そこで、今回のリノベーションでは風の流れに沿って、屋根を架け替えることにしました。
そうすることで、南北に風が抜けるこの地域の風土に沿った住まいになりました。
リノベーションのコスト
リノベーションの場合は、新築と異なり再利用できる物も沢山あります。(柱や、梁、基礎、外壁、合板など)
建築コストも、更地に解体して新築3階建てを建て直すよりは約1割程コストが抑えられます。
環境にも良く、安全で快適な建物が街の風景になりそれが広がっていけばと思えた時、必ず実現させようと決意する事ができました。
決して簡単な事ではなく、明確な答えがない事だからこそ強い意志をもって信頼できる人たちを巻き込み一歩前に進んでみる。
自分だけでは全く方向が見えなかった状況から少しづつ視界が広がりいつの間にか今までとは異なる気づきや、できる事が増えているように思います。
真夏を乗り越えた現場でしたが、夏本番前に断熱工事を終え、仮設エアコン1台で、2階も3階も同じ温熱環境で驚くほどに快適に作業をしていただけました。
この快適性と今回のリノベ工事の事だけでなく、建物づくりの事、土地探しの事なども一緒にお話できればと思います。
増木工務店の事例では少ない3階建ての住まいです。この機会にぜひ、ご来場ください。