建物性能
見えない部分が大切
私たちは70年先を見据えた建物づくりをしています。建物は凹凸のないシンプルな四角形の総2階で構成したシンプルな構造で建築し、長い時間で変化する暮らしに対応できる木造ドミノ住宅を標準としています。また、高気密•高断熱住宅とすることで暑い寒いのない心地よい空間をつくります
耐震性能
耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の耐震性能を示しています。 住宅性能表示制度で定められた耐震性の中でも最も高い耐震基準です。 震度6強〜7の大地震が起きても、軽い補修程度で住み続けられるレベルで、消防署や警察署など防災施設に多い等級となります。また、全棟366項目の【許容応力度計算】を実施しています。増木工務店では2006年から許容応力度計算の耐震等級3を標準仕様として建築しています。
シンプルな四角い箱の家
建物の基本は、木造ドミノ住宅という「スケルトン(構造躯体)とインフィル(内装や設備)」が分離された構造としています。
一般的な住宅は、間仕切り壁の中に構造上必要な柱等が入っているため、建築当初から間仕切り壁があり、将来的にも撤去することが難しい場合がほとんどです。木造ドミノ住宅は、構造上必要な内部の柱は柱1~2本とし、外周壁と床面で必要な構造体力を取得します。そのため、室内はがらんどうな空間が実現し、ライフスタイルに合わせて間仕切り壁をつくる、間仕切り壁を撤去するが可能です。自分たちに合わせて家を変化させていきます。
断熱性能
住まいの断熱性能は省エネで光熱費が安くなるというメリットだけでなく、命と健康を守る性能としてお考えいただきたいと思います。わたしたちは省エネと健康、そのどちらも十分満たす性能として断熱等級7(HEAT20 G3基準)の住宅を推奨し、家屋の性能の低さからくる健康被害のリスクを減らし、暑い寒いを感じることなく快適に暮らしていただける住まいをつくります。
全棟測定 C値0.5㎠/㎡以下
C値とは、家全体の隙間の総量を数値で表現したもので、C値はゼロに近いほど隙間の総量が少ないことを示すため、C値が低い=気密性能が高い住宅になります。増木工務店では、全棟機密測定を行い、社内基準C値=0.5㎠/㎡としています。
高気密住宅を実現するために、気密シート•気密性の高い窓やドアを選定、貫通口の断熱処理で隙間がなるべくできないよう施工しています。冬に隙間から冷気が入ってくることもなく、室内の暖かい空気を逃がしにくいため、空調効率も良くなります。
品質
永く住み継いでいただくために、新築時は最高品質でお引き渡し、その後、20年•50年•70年と、手を加えながらもできる限り高品質を維持できるような施工方法、またその品質を裏付ける評価書の取得、アフターメンテナンスを行っています。
設計•建設 住宅性能評価書取得
私たちが建築する住まいは2006年以降、全棟「設計•建設 住宅性能評価書」を取得しています。住まいの設計や施工について客観的な基準で評価する「住宅性能評価」。その結果が記されたものが「住宅性能評価書」です。
耐震性能や耐火性能、省エネ性能などが希望するレベルになるよう設計されているか、実際に現場で設計図書通りに施工されているかを第三者の検査員にチェックしてもらいます。
住宅性能評価を取得した住宅は、火災保険などの特約として付く地震保険の割引が受けられたり、住宅購入時のローン金利を抑えることができたり、万が一売却なんて時にも、家の性能が保証され建物価値をしっかりと売価に載せることも可能です。
耐久性
家が完成してからでは見えなくなってしまう部分も、何を使用すべきか検討を重ねながら材料選定を行っています。見えない部分でコストダウンするのではなく、見えなくなってしまう部分だからこそ、何十年後の未来を考えて慎重に選びます。
高耐久•防水シート WUTOP
高断熱•高気密化により高性能住宅され、住まいの長寿命化が進む中、壁•屋根の中に隠れてしまう防水紙も、長寿命に耐えられる資材を選定しています。特に窓周り、躯体周りの長期的な気密性能向上と、屋根、壁内部の結露防止と長寿命化に優れたドイツ製品を採用しております。
日本は春夏秋冬で気温差があるにも関わらず、湿度調整の概念も日本の住宅では重要視する必要があります。見えない部分に使用する資材にもこだわっています。