髙木 恭子

[趣味・特技]が建物づくりの仕事になった原点は、曾祖母が建てた昭和初期の家です。
壁が少なく昔ながらの田の字型の住まいは、畳の部屋を障子や襖で仕切り、親戚が大勢集まると取り払って大広間にしたりなどその時に合わせて空間を変え、冬は縁側で日向ぼっこして曾祖母の編み物を隣で見ていたり、夏は植木にたっぷり水を上げて窓の外によしずを下げて日差しをやわらげたり、自然と向き合いながら暮らした懐かしい風景でした。
1995年の阪神淡路大震災で住み続ける事が出来なくなってしまったのですが今も日常の風景や木の家の心地よさなど記憶に残っています。

約30年前ハウスメーカーに入社した時から考えると、地球環境や人材不足、働き方、資材の高騰など大きく変化しました。これから住まい造りを計画される方にお伝えしたいのは今の暮らしを考えた住まいではなく世代が変わっても住み続ける事が出来、地域の価値となる住まいです。それがどのような住まいなのかはＨＰやＳＮＳで私たちの考えを発信していきますので是非ご覧ください。

最後に住まいづくりを考える時に心がけている事は
書籍【はじめて考える時のように】の一文
考えをつめこんで、ゆさぶって、空っぽにするそして、また考えて形にするという事です。
固定概念にとらわれずワクワクする住まい造りを皆様と一緒に造っていきます。

▼コラムもご覧ください
https://www.masuki-koumuten.com/kurashicolumn