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受賞報告

2024年2月8日

令和5年度 彩の国埼玉環境大賞

新農住コミュニティ野火止台

2018年に建築してから約5年が経ちました「実りある暮らしの街~新農住コミュニティ野火止台~」が、この度、令和5年度 彩の国埼玉環境大賞にて優秀賞をいただきました。


新農住コミュニティ野火止台は「先祖代々引き継がれた800 坪の畑を購入してもらえないか」 地主様からの相談から始まった街づくりです。 相続税の支払いや後継者不足のために、 手離された農地が次々と宅地化されていく現状。このまま都市から緑が失われ続けて良いのだろうか。 地域工務店として地域のためにできることは何か。 様々な自問自答を経て出した答えは、 元の畑のかたちを残しながらそこで人々が暮らしを営む 「農ある暮らし」の街づくりでした。


元地主さんが農業アドバイザーとしてこの街の暮らしに 参画することで畑を手離した後も農業に携わることができ、 この街に住む人々はプロの農家さんに教えてもらいながら 気軽に「農」を楽しむことができる環境。

街をコンクリートで覆うことはせず、畑だった頃の 良好な土をできる限り多く残して街の中に畑をつくり、 木々が雑木林のように住まいを覆ってくれる緑の街は 機械に頼るだけでなく、 街全体の自然のクーラーで 街と住まいの温熱環境をつくりました。


新農住コミュニティ野火止台

5年が経過した今、街の木々は大きく成長しました。

15世帯の住まい手さん達が自主的に畑で作物を育てたり、農業アドバイザーと交流したり、この街に散りばめたシカケをきっかけにして、自然発生的にコミュニティが生まれています。


表彰式

 

掲載 ▶︎埼玉県ホームページ|令和5年度彩の国埼玉環境大賞


実りある暮らしの街

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