現場レポート
2023年9月21日
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山口愛莉沙
基礎断熱で床下あったか
トコみど・築10年の家。断熱性能向上リノベーション工事が始まっています。
今、床下の基礎断熱工事をおこなっています。トコみどハウス、新築時は「床断熱」で施工していましたが、太陽熱エネルギーで空調するOMソーラーシステムを搭載するため「基礎断熱」へ変更します。
基礎断熱に使用するのはネオマフォーム80㎜。
床を剥がす予定はないため、大工さんが床下へ潜って断熱材を施工。床下の高さ35cm、床下に潜ってのとても大変な作業です。
この基礎断熱工事をすることで、床下に送られてきたOMソーラーの太陽熱が外に逃がさない役割を果たします。
OMソーラーのしくみ
OMソーラーは、屋根への日射を利用して空気を温めます。
温まった空気を床下へ送り、基礎コンクリートに蓄熱しながら家全体を床から穏やかに床暖房します。外気を暖房に利用するため、常に暖かい新鮮な空気で換気します。夜間から明け方にかけては、蓄熱コンクリートからゆっくり放熱。居室だけでなく、廊下や脱衣所などの水まわりまで温かくなり、部屋間の温度差が少ない居心地のよい室内環境をつくります。
▼詳しくはこちら|https://product.omsolar.jp/lineup/om.php#anc01
サーモカメラで温度の見える化
私たちが加盟している性能向上リノベの会から窓メーカーのYKK APさん、断熱メーカーのアキレスさんも視察に駆け付けて下さり、施工検討やサーモカメラでの表面温度状況の撮影もしていただきました。
上のサーモ画像は、2階の西側の部屋。一番日射の強い14:00頃に撮影。(外気温32℃)
現状のアルミサッシのフレームは50℃を超えています。家の中で、窓が一番熱の移動が多いことが分かります。これが樹脂サッシに変わるとどうなるのか、楽しみです。
少しずつ進捗しているトコみどハウスのリノベーション。
次は屋根工事です。