土のある暮らし
2024年7月3日
記事|
堀越 佳琳
お庭のお手入れ
雨が降ったり、やんだり。太陽が照りつけるような暑い日も。
なんだか気まぐれなお天気が続いています。そんな中、トコみどのお庭の植栽剪定作業が始まりました。
春からぐんぐん伸び続けてきたお庭の木々たち。枝葉から感じる木漏れ日、そして地面にできた木陰がとても心地よく感じます。
建物室内の中への直射日光も遮られ、エアコンの使用電力を抑えてくれる効果も。
剪定してしまうのが少し惜しみますね・・・
しかし、手を入れるのを怠っていると、せっかくのいい枝ぶりも、ただの伸び放題の状態にな
ってしまいます。また、枝葉が混み合ったままの状態だと害虫つき、病気、実がつかない原因
にもつながります。木の健康状態を良好に保つため、とても大切な作業です。
植栽の剪定とは?
枝ぶりの形を整えつつ、樹木全体の風通しや採光を良くしたりすることが上げられます。
そうすることで、樹木本来の健康な成長を促し、美しい景観や花、実をつける手助けをしてあ
げます。単純に樹木の枝葉を少なくする作業だけではなく、その樹木の生長具合や形をイメー
ジしながら、形を整え不要な枝を間引きします。
枝葉にハサミを入ていく作業は中々難しく、少し躊躇してしまうことがあるかもしれません。
木々全体を見ながら思い切ってはさみを入れること。
気持ちは造園屋さんになりきる!ここが重要ポイントです。
切りすぎず、且つお庭に心地よい風が通り抜けるように。作業を進めて行きます。
剪定時期としては毎年夏と冬の年2回のサイクルで剪定をするのが理想的と言われています。
それぞれの時期で木々の成長具合や剪定方法が違いますが、夏季の剪定としては通気性や日照
をよくすることが重要です。
これから迎える暑い夏を乗り越え、秋には美味しい実が採れ、春にはきれいな花が咲きますよ
うに。皆さんも暮らしを豊かにしてくれている、お庭の木々や花々。
これからも元気に育つように、ぜひ剪定作業に挑戦してみてください。
時に、こんな学びも
ベニカナメの剪定をしていたら、中からとても綺麗にできた鳥の巣が出てきました。鳥の家づくりも捨てたもんじゃありません。シンプルでしっかりとした構造でした。
自然界の住まいを観察できました。
トコみどの柿の木と柚子の木には早くも実のり始めました。
今年も干し柿や柚子茶をつくるのが楽しみです。